今年2024年の知的資産WEEKが始まりました!
わたしは、IAbM総研のスロットの最後のコーナーで、少しだけ出演しました。
わたしが出演したコーナーは、大雑把に以下の構成で、20分ほどの出演でした(ほんとは15分ほどで予定されてたのにすみません!汗)。
1. この事務所の将来構想を落とし込んだ「経営デザインシート」の紹介、
2.「経営デザインシート」について、練り上げに付き合っていただいた石田充弘さんとのディスカッション、
3. 中小企業診断士の皆さんに回答いただいたアンケート結果について石田充弘さんとのディスカッション
経営デザインシート
たいした準備期間もなく慌てて開業し、日常業務と雑事と中小企業診断士受験生支援のボランティア(タキプロ)とだけで瞬く間に数か月が経ってしまっていたので、今回「経営デザインシート」の作成にお声がけいただいたことで、ようやく、”重要だけど緊急ではない” 象限に手を付けることができました。
とはいえ、最初から一人で作成したのではなく、弁理士の鈴木健二さん、中小企業診断士の石田充弘さんのお力で、(お尻を叩かれて(笑))driveしていただいた、という感じです。ありがとうございました!
「経営デザインシート」を作成したことで、今後のビジョンが明確になるとともに、ビジョンを実現するための取組みの解像度も高まりました。
とりあえずこれで走ってみて、走りながら、よりしっくりくる方向にピボットするのもあり、という気軽な感じでやっていきたいと思います。
中小企業診断士が欲しい知財情報
「経営デザインシート」にも書いたように、これからの活動の1つとして『情報発信』を挙げています。
これまでも15年以上、主として知的財産関係者様に向けてブログで情報発信をしてきて(ここ数年はサボりがちでしたが汗)、知財業界ではそれなりに認知を得られてきたのですが、
今後は、より中小企業経営者様に近いところで支援されている中小企業診断士さんに向けて、情報発信していきたいと思っています。
ではなぜ、直接、中小企業経営者様に向けて、情報発信しないのか?
それは、いままでの経験上、中小企業経営者様に向けて情報発信しても、気がない方には全く響かないことがわかっているからです!(笑)
そもそも視野に入ってないので、何を言っても1ミリも届きませんw
その点、中小企業診断士さんは、一次試験試験の科目「経営法務」で知財を否応なく勉強せざるを得ないので、知財が何たるかということをご存知です。
知財をどのように活用すれば、企業価値がどのように上がり利益率が向上するのか、ということを理解していただいてお客様にご提案いただければ、中小企業診断士さんご自身の付加価値が上がると思うので、中小企業診断士さんにもメリットがあると(勝手に)考えています。
では、実際のところ、中小企業診断士さんは、知財のどのような情報を欲しがっているのか?
ここを探るべく、IAbM総研からアンケートを取っていただきました。
50名近くの中小企業診断士さんからご回答いただいた結果が、とても興味深かったので、ご紹介いたします。
Q. 中小企業診断士の方にうかがいます。中小企業診断士として、お客様から知財の問題で相談されたことがあるかどうか教えてください。
まぁ、思ったとおりの結果でしたw
いや、むしろ、相談されたことがある方が意外に多かったのは、回答者が中小企業診断士さんだからでしょうか?
Q. 中小企業診断士の方にうかがいます。
中小企業が関心を持つ、知財に関する話題をおしえてください(いくつでも)
この結果は、自分の予想とはちょっと違いました。
”成功例”や”トラブル事例”といった他社の事例から知財に関心を持ってもらえるような情報よりも、
目の前の実際の事例、つまり、個々のお客様企業の活動に具体的に知財がどう絡むのか、どういう利益をもたらすのか、という情報の方が、需要がある。
経営者様に近いところで支援している目線で見たら当然かもしれませんが、長らく弁理士として活動してきた立場からは、「なるほど!」と気づかされる結果でした。
とても参考になりました。
上記のような需要がある情報についてもディスカッションの中で少しお話したのですが、それは次回でご紹介したいと思います。
IAbM総研の皆様には、このような貴重な機会をいただきまして、ほんとにありがとうございました!
知財として価値のある情報の発掘や活用等に関するご相談も承ります。こちらからお問合せください。
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