【書籍】『銀行員はここを見ている 社長のための「中小企業の決算書」 読み方・活かし方』

知り合いの中小企業診断士さんがX(旧ツイッター)で紹介されてらっしゃった書籍を、完全に受け売りして(笑)、ご紹介いたします。


サブタイトル「銀行員はここを見ている」にあるように、銀行員の立場に立った(として)決算書やCF(キャッシュフロー)の見方が書いてあります。

「決算書の読み方がいまいちわからん…」という方でも、図や表をふんだんに使って書いてあるので、イメージしやすいと思います。これまで “決算書の読み方の入門書” を手にとってくじけてきた方でも、この書籍なら、腹落ちしやすいと思います。

何より、銀行員の決算書の見方を知ることで、経営者サイドが着目しておくべきポイントが絞られ、決算書の全部を理解しようとするより、ずいぶん負担感が減ると思います。

ちなみに、「社長のための」となっていますが、中小企業の支援者側も知っておくべきであろうことがたくさん書かれていますので、中小企業診断士さん等にもお勧めです(なんなら税理士さんも?)
(※金融業界の方にとっては当然のことばかりで目新しくも何ともないかもしれませんが…)

個人的には、中でも、下記の点が刺さりました。

・銀行員の決算書の見方は特殊。銀行員は記載された数字を信用しない前提で決算書に向き合う(第3章「銀行は決算書をどう読んでいるか」より)。

・業績数字を社員にオープンにするよりも隠すことの方が弊害が大きい(COLUMN「業績数字をオープンにすると社員の愚痴が減る」より)。

・銀行業界は過当競争傾向なのか、銀行の貸出審査が以前より甘くなっている。銀行が簡単に追加融資に応じてくれても、評価してくれているとは限らず、油断してはならない(第7章「お金のことで悩まない社長になるための応用知識」より)


隙間時間でも読める気軽さなので、手に取ってみてはいかがでしょうか。

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