【中小企業診断士のための知財小ネタ】殆どの企業に関係する知財2選!第二弾!

中小企業診断士の皆さん、こんにちは!

知財って経営に大きな影響を与えることがあるのに、何だか日の目をみれないがち🥺
皆さんに知財のことをもっと知っていただこう&身近に感じてもらおう!
と始めた【中小企業診断士のための知財小ネタ】のお時間がやってまいりました!

今回は「殆どの企業に関係する知財2選!」の第2弾!(でも2選しかないから、第2弾で終わっちゃう!)


ちな、第1弾では「営業秘密」について語りました。
営業秘密」というと何だか小難しい感じがしますが、商売やってると毎日目に触れるような情報が当てはまり得ます。でも要件満たさんと「営業秘密」にならずに保護されんのが痛すぎる!
ってことを、第1弾で語りました。


で、第2弾の今回は「商標」について語ってみたいと思います!

なぜ「商標」が「殆どの企業に関係する」のか

なぜ「商標」が「殆どの企業に関係する」のでしょう?

商売やってれば、色んなものに、識別させるモノを付けてるはずです。

それは、
・社名や屋号であったり、
・商品名やサービス名であったり、
・品番的なモノであったり、
・マーク的なモノであったり、
・キャラクター的なモノであったり、


そんなモノは1つもいという事業者さん、いらっしゃいませんよね?

上にリストしたものは、基本的には、全て「商標」に該当します。
なので「商標」は「殆どの企業に関係する」といえるのです。

「え~「商標」ってことは、登録した方がいいの?全部登録するには費用がかかりすぎる😓」

いや、そんな必要はありません。
そんな心配なアナタのために「商標登録しなくてOK!」というケース3選をご紹介します!

商標登録しなくてよいケース3選

商標登録しなくてよいのは、以下の3つのケースです。

その1:登録してもあまり意味がない場合
 売上とか期間とかの観点で、ぶっちゃけ商標登録しても意味小さいよね?というケースです。

その2:商標としての機能が弱いもの
 そもそも誰も商標登録できないから、誰かから刺されるリスクも小さいよね?というケースです。

その3:推しでない社名・屋号
 社名や屋号を推してるわけでなく、全然アピールしてないしね、というケースです。

それぞれの詳細はこちら↓をご覧ください!

その商標、登録する必要があるの?
は「パテントの小部屋」「ブランドの小部屋」「知財お役立小ネタ」の3本立て。そのうち「ブランドの小部屋」の記事を、1ヶ月遅れで掲載いたします。「ブランドの小部屋」は、ブランドに関わる


逆に言うと3つしかない

上記では商標登録をしなくてもよいと思われるケース3選について、簡単にご紹介しました。

しかし、逆に言うと、それ以外のケースでは商標登録しないとリスクがあることをお忘れなく!
むしろ、「3つのケースしかない(-_-;)」とも言えます。

商標」の何が厄介かというと、商標登録は、先に出願した者に優先的に与えられ、「自分の方がもっと前から使っているから優先しろ」という主張は基本的に認められないことです(世界的に見ても、そういう制度を採っている国の方が圧倒的に多いです)。


そして「商標」のトラブルは、大企業さんよりも中小企業さんの方が発生しやすいです(あくまで弊所比ですが)。
「中小企業さんは知財の問題を我が事と捉えていないことが多い」
「中小企業さんはトラブルを発生させないための事前対処をしてないことが多い」
「中小企業さんはトラブルに対応する体力がないことを見透かされ狙われやすい」
といったことが理由だと理解・推測しています。

この機会に、ぜひ、クライアント様の「商標」をチェックしてみてください。



商標等の知的財産に関するご相談も承ります。こちらからお問合せください。

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